朝起きて歩こうとした瞬間・・・
「かかとがメッチャ痛い!!!」
最近、足の裏にちょっと違和感を感じてたんだけど、こんなに激痛が走るなんて・・・、昨日までは何ともなかったのに、なんで急に痛くなったんだろう?
先生、この痛みの原因ってなんですかー?
足の裏が痛い!足底腱膜炎の症状
朝起きて一歩目に痛みが走るのは「足底腱膜炎」の代表的な症状です。あとは、立ち上がったときに痛みが出るのも特徴です。
痛みが出る場所は「かかと付近」と「土踏まず」のどちらかがほとんどです。
重症になればなるほど、激痛を感じるようになります。さらに症状が悪化していくと「安静にしていても足の裏が痛い」といった状態になってしまいます。
その他にも
・長時間立っていると、足の裏がしびれてくるか、痛くなる
・長い時間歩いたり、走っていると、足の裏が痛くなる
・足を着く瞬間に、足の裏に痛みが出る
このうような症状を引き起こすこともあります。
スポーツだけじゃない?足底腱膜炎の原因
足底腱膜炎は「ランナーの天敵」ともいわれていますが、ランニングやジョギングだけが原因ではありません。
▼足底腱膜炎の主な原因
- ランニングによって繰り返し衝撃が加わる
- ジャンプの着地による大きな衝撃
- 長時間による立ち仕事
- 足の裏にある筋力の低下
- 足首の関節がとても固い
- 体重の増加(運動不足による肥満)
- 足に負担がかかる靴
こういった原因が重なっていくことで、足の裏が痛くなる足底腱膜炎を発症するリスクが高まっていきます。
基本的には、足の裏への「過度な負担」をなるべく減らしていくことが重要です。それでは、主な対処法をお話ししていきましょう。
足底腱膜炎の予防と対処法
症状が軽い場合には「安静」「セルフケア」「インソール」といった対処をすれば、症状は落ち着いていきます。
ですが、間違ったケアをしてしまうと症状が悪化するリスクがありますので、なるべく早いうちに「専門家へ相談」することをおすすめします。
▼足底腱膜炎の対処法
- 安静
- マッサージ(足の裏)
- 筋力強化(足の指)
- 足首のストレッチ
- インソール
足の裏に痛みが出る一番の原因は「繰り返される衝撃」ですから、安静にすることが最も大切です。ランニングなどの走る動作や、ジャンプなどの動作は極力控えましょう。
立ち仕事によって痛みが出る場合は、休憩時間を増やしたり、柔らかい靴を履くなどして、足の裏への持続的な負担を減らしていきましょう。
症状が軽ければ、足の裏のマッサージや筋力強化をしていくといいです。お風呂の中でマッサージをしたり、テニスボールを使って足の裏をほぐしましょう。
足の裏の筋力を強化していく方法は、指の運動やタオルギャザーがおすすめです。詳しくは『足指の運動が上手くできない!?タオルギャザーのコツは「開いて⇒握る」だけ!』を、ぜひ参考にしてください。
そして、見落としがちなのが「足首の柔軟性」です。アキレス腱をストレッチしたり、足の指の筋肉をほぐしておくことで、足首が柔らかくなって足の裏への衝撃を減らすことができます。
足に合っていない靴を履いたり、底の硬い靴を履いていると、足の裏への衝撃が増えていきます。インソール(中敷き)を入れることで、簡易的に対処することができます。
足の裏が痛くなる「足底腱膜炎」には、いくつかの原因があります。それぞれの原因や、生活スタイルなどによっても対処が異なってきます。
症状が比較的軽いうちに、まずは専門家へ相談されると良いでしょう。ぜひお気軽にご相談ください!