急に運動をして足の裏に痛みが出たら?足底腱膜炎症が原因かもしれません

 

 

「コロナ太りからの復活」とか「自粛による運動不足を解消」とか宣言して、日頃から運動していないのに、張り切って運動すると痛い目に遭います

 

よくあるのが、急に運動をしたら「足の裏が痛くなった」というもので、これは運動不足の人によくある症状です。

 

今回はそんな「足の裏の痛み」の原因と対処法について、初歩的なことをお伝えしていきます。

 

 

急な運動で足の裏が痛くなる「足底腱膜炎」

 

急に運動を始めてから「かかと」とか「土踏まず」が痛くなるのは、足の裏にある腱が炎症を起こしているから。

 

いわゆる「足底腱膜炎」と呼ばれるものです。

 

とくに痛みが出やすいタイミングは、2つあります。

 

・朝起きたとき(起床時)

・運動を始めるとき

 

こういった時に足の裏が痛くなるのであれば、とりあえず運動は控えたほうがいいでしょう。

 

この「足底腱膜炎」の症状が出る原因は、急に運動を始めたからというだけではなく、炎症を起こしやすい足の状態になっていることも理由の1つです。

 

 

▼急な運動で足底腱膜炎を起こしやすい原因

  • 扁平足(足のアーチ崩れ)
  • 足首の関節が固い
  • 筋力が弱い
  • 体重が重い

 

こういう足の状態になっている上に、急な運動で「足の裏への衝撃が繰り返される」ので、炎症を起こして痛みが出やすくなります。

 

運動以外でも足底腱膜炎になる原因があるので、こちらの「朝起きたとき「足の裏(踵)」が痛い!足底腱膜炎かもしれません【対処法】」も参考にどうぞ。

 

痛みが出たら、基本は「安静」にすることなんですが、それ以外にも対処できることはやっておくといいです。

 

 

足の裏が痛いときの対処法

 

当然ですが、痛みがあるときは「ランニング」や「ジャンプ」など、足の裏に衝撃がある運動は中止しましょう

 

その上で、色々な対処をしていくことが大切です。

 

 

▼足の裏の痛みへの主な対処法

  • マッサージ(足の裏、ふくらはぎ)
  • ストレッチ(足の指、足首)
  • 筋力の強化(足の指、足首)
  • インソール(アーチサポート)

 

まずは、安静にしながら、マッサージやストレッチをして、柔軟性や血流の改善をしていきます。

 

 

タオルを使って筋力を強化していく

 

痛みが落ち着いてきたら、徐々に筋力を強化していくんですが、タオルギャザーという運動は負担が少ないのでおすすめです。

 

効果的なやり方を「足指の運動が上手くできない!?タオルギャザーのコツは「開いて⇒握る」だけ!」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

 

運動する靴だけでなく日常の靴にもインソール

 

タオルギャザーと併行して、日常生活における負担を減らすために「インソール(中敷き)」を使うといいです。

 

アーチサポートがついたインソールがあるので、運動するときだけではなく、普段から履いている靴にも入れておきましょう。

 

 

足の裏のアーチが崩れると「外反母趾」や「巻き爪」の原因に

 

足底腱膜炎になる人の多くは、すでに足のアーチが崩れていたり、足の裏の筋力がとても弱くなっています

 

さらに問題なのは、こういう状態が続いていると「日常生活の負担」だけでも、色々な症状を引き起こしていく可能性があるんです。

 

・外反母趾

・巻き爪

 

これらになる多くの原因は、扁平足とか開帳足といわれる「足のアーチが崩れた状態」ですから、足の裏の筋力強化やインソールによるサポートはとても大切です。

 

足の裏が「ちょっと変だな」と感じつつも、そのまま放置しておくと症状が悪化する可能性があります。

 

もしも、足の裏に「少しでも違和感」を感じているなら、お気軽にご相談ください。