ランニングで突然「足の裏」が痛くなる?痛みの場所で原因が違います

 

 

年明けの箱根駅伝を見て、今さらながらランニングに目覚めたわたし!でも最近になって、悩みがあって・・・。

 

足の裏が痛くて、走れない・・・

 

歩いているとき「痛み」や「違和感」は感じないんだけど、走るとすぐに痛くなる。そして、何日か休めばランニングできるんだけど、それでも痛みは我慢しなくちゃいけない。

 

先生、これって何が原因なんですかー?

 

 

ランニングで足の裏が痛くなる主な原因

 

普段から運動をしていない人がランニングを始めると、突然のように「足の裏が痛くなる」ことはよく起こるんですよ。

 

気になるこの痛みの原因は、大きく分けると2つあります。

 

 

▼足の裏が痛い原因

  • 足底腱膜炎
  • 中足骨骨頭部痛

 

それぞれ「痛くなる場所」は違うんですが、まれに併発することもあるんです。それでは、もう少し詳しくお話ししていきます。

 

 

足底腱膜炎

 

 

ランナーの天敵とも言われる「足底腱膜炎」は、ランニングで足の裏が痛くなる原因で一番多くみられるものです。

 

まず「土踏まず」や「足の裏の踵付近」に鈍痛を感じ、我慢して走っていると痛みが強くなります。やがて日常生活にも支障が出るくらいの激痛になっていきます。

 

 

 

 

一番の対策は、鈍痛を感じたら「ランニングを中断」することです。鈍痛を感じるということは、足底腱膜に炎症を起こし始めている証拠ですから「安静」が一番の治療です。

 

足底腱膜という部分は、走るときの衝撃を和らげるクッションの役割があるので、ランニングを始めると大きな負担がかかりやすくなります。

 

土踏まずの部分が固くなっていたら、お風呂の中でしっかりマッサージをしましょう。

 

また、すでに扁平足になっていると、土踏まずへの負担はとても大きくなりますから、足の裏の筋力強化も必須です。

 

 

足指の運動が上手くできない!?タオルギャザーのコツは「開いて⇒握る」だけ!」もぜひ参考にしてください。

 

 

中足骨骨頭部痛

 

 

ランニングをしていて「足を着いたとき」や「地面を蹴ったとき」に、人差し指の付け根あたりに痛みが出ます

 

普段の生活で歩いているときから「体重が足の前に掛かりやすい」人は、ランニングを始めるとこの部分が痛くなることがあります。

 

この部分(中足骨骨頭部)には足の裏の神経も通っているので、ひどくなると痛みだけでなく、しびれなどの「神経症状」が併発する恐れもあります。

 

 

 

 

この場合も、痛みを少しでも感じたらランニングは中止して、安静にしましょう

 

普段の生活でも「踵の高い靴」は履かないようにして、体重が前掛かりにならないようにします。

 

この場所が痛くなる原因の1つとして、足の指を握る力が弱くて「足の横アーチ」が崩れていることも考えられるので、足の指を握る筋力強化を行います。

 

 

足指の運動が上手くできない!?タオルギャザーのコツは「開いて⇒握る」だけ!」もぜひ参考にしてください。

 

 

外反母趾や巻き爪につながる

 

 

ランニングを始めて「足底腱膜炎」や「中足骨骨頭部痛」になる人は、もともと「扁平足」とか「開張足」になっていることが多いです。

 

この扁平足や開張足というのは、外反母趾や巻き爪の原因にもなるので注意が必要です

 

もちろん、歩く姿勢や走る姿勢によって、自分に合ったランニングシューズ選びは必須ですし、痛みや違和感があるなら専門家にみてもらう必要があります。

 

さらにインソールを使ったり、姿勢改善などの対策をした方がいい場合もあります。

 

 

ランニングに限らず、普段の生活の中で「足の裏に違和感」が出たら、まずは専門家に相談してください。大ごとになる前に、ぜひ気軽に相談してください!