妊婦検診でスクワットを勧められた!?安全なスクワットのやり方を解説

 

妊婦検診を受けたとき、主治医から「スクワット」を勧められたという経験がある妊婦さんって、けっこう周りにも大勢おられます。

 

でも実際のところ、スクワットのやり方だとか注意点などについて「ほとんど指導をしてもらえない」のが実情のようで、とりあえず危なそうだから「やめておこう」という人も多いです。

 

・スクワットの注意点

・安全なスクワットのやり方

 

そこで今回は、上記のことなどを中心に「妊婦目線でのスクワット」について、お伝えしていきたいと思います。

 

 

妊婦がスクワットをやるときの注意点

 

それではまず、妊婦がスクワットをするときの「注意点」について、あらかじめお伝えします。

 

 

▼妊婦のスクワット注意点

  • 陣痛を誘発させるものではない
  • 始める前に主治医に確認をする
  • 転倒には十分注意しながらやる
  • 妊娠中期(16週)以降に始める
  • 臨月直前(32~36週)は軽めに
  • 37週以降は主治医に確認をする

 

妊婦のスクワットには「お産に必要な筋肉を鍛える」とか「腰痛を軽減したり予防する」といった効果を望むことができるので、上記の注意点を守りながら実践していきましょう。

 

 

妊婦に安全なスクワットのやり方

 

ではここからは、妊婦にとって安全なスクワットのやり方について解説していきます。

 

そして、正しい姿勢と動き方を覚えてしまえば、無駄に回数を多くやる必要もなくなるので、まずは確認しながらやりましょう。

 

 

スクワットの基本姿勢

 

①肩幅よりやや広めに足を開く

②つま先をやや外側に向ける

③壁に手を着くか、机に掴まる

 

 

スクワットのやり方

 

①かかとと土踏まずの間くらいに体重を乗せる

②お尻をやや引くようにして腰を落とす

③お尻と裏ももで体重を支える

④お尻の穴を締めながら元に戻る

⑤10回×3セットが目安(休憩は1分)

 

 

こんなときは「中止」しよう

 

妊婦が運動をするときは体調が最優先」ですから、自分の体調に合わせながらスクワットをしていきましょう。

 

・お腹が張る

・出血がある

・ふらつきがある

・呼吸が速くなる

・動悸が激しくなる

 

こういった症状があるとき、運動中にこのような症状を感じたときは、すぐに運動を中止して様子を見て下さい(必要であれば受診を)。

 

もしも、スクワットをしている最中とか、スクワットを終えたあとに「破水」してしまったら、すぐに出産予定の産科やクリニックに連絡して指示をもらいましょう。

 

 

妊婦におすすめ!ストレッチ&運動

 

それでは最後に、妊婦におすすめの「ストレッチ」や「有酸素運動」を、いくつか紹介していきます。

 

 

ストレッチ&マッサージ

 

妊娠中は、臀部や股関節周囲の筋肉など硬くなりやすいので、しっかりストレッチやマッサージでほぐしておきましょう。

 

・開脚ストレッチ

・広背筋ストレッチ

・ふくらはぎストレッチ

・要背部マッサージ

・大臀筋マッサージ

・足指ほぐし

 

妊婦にとって「腰痛」とか「足のつり」というのは切っても切れない症状なので、しっかりとケアしておくといいですよ(下記の記事も参考にしてください)。

 

→「【プロが教える】妊婦が足をつってしまう原因と予防法!ストレッチもしっかりやろう

 

→「妊婦の腰痛はこう対処しろ!原因を知って腰痛予防をしておこう

 

 

ウォーキング

 

妊娠中の運動で一番推奨されるのが「ウォーキング」で、スクワットやストレッチなどと組み合わせながら、体調や天候に合わせて行っていきましょう。

 

・歩幅をやや大きめに

・ガニ股で歩かない

 

こういったことに注意しながら、正しいフォームでウォーキングしてください。

 

こちらの「妊婦が散歩をしていいの!?ウォーキングの目的やメリットを知ろう」でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

 

また、足とか腰に痛みがあると運動ができないので、早めに対処しておくといいです。

 

・腰痛

・膝痛

・巻き爪

・外反母趾

 

こういった女性に多い症状というのは、運動の妨げにもなりますから「産後」も見据えて、早めに治療しておくことをおすすめします。

 

なお、当治療院でも「LINE無料相談」を行っていますので、遠慮なくご相談ください。