サッカーのあと「足の爪が痛い」のはなぜ?爪が黒くなる原因とその解決法

 

サッカーをしていて「足の爪が痛くなった」とか、シューズを脱いでみたら「爪が黒くなっていた」とか、プレー中に激しくぶつけてもいないのに「爪の痛みや変色」が起こることがあります。

 

こういった状態になってしまうのはサッカーに限らず、バスケットボールやバレーボール、マラソンなど、激しく動き続けるスポーツでよく起こることなんです。

 

では、ぶつけたり踏まれたりしてないのに「なぜ爪が痛くなる」のでしょうか、今回はその原因と解決方法について紹介していきます。

 

 

サッカーで爪が痛くなる原因

 

サッカーをして爪が痛くなったり、内出血で爪が黒くなったりしてしまう、これには大きく分けると3つの原因が考えられます。

 

 

▼サッカーで爪が痛くなる原因

  • 靴のサイズが合っていない
  • 靴紐がしっかり締まっていない
  • 足のアーチ機能が崩れている

 

こういった原因によって「足の指先や爪」に衝撃が加わりやすくなるため、爪が痛くなったり、黒くなったりということが起きます。

 

冒頭でも触れましたが、これはサッカーだけではなくバスケットボールやバレーボールなど、いわゆる「ストップ&ゴー」を繰り返すようなスポーツで頻繁に起こる現象です。

 

 

靴のサイズが合っていない

 

靴が大き過ぎたり、小さ過ぎたり、いわゆる「自分の足に靴が合っていない」と、指先や爪へ衝撃が加わりやすくなり、爪に痛みが出るようになります。

 

・靴が小さい:常に爪が圧迫されている

・靴が大きい:靴の中で足がズレやすく、つま先がぶつかる

 

しかも、靴のサイズが小さ過ぎると「指を曲げて」履いている状態になり、指先で踏ん張ることができないので、余計につま先や爪への衝撃は強くなってしまいます。

 

 

靴紐がしっかり締まっていない

 

靴のサイズが合っていたとしても、サッカーなどの動きが激しいスポーツをするときは「靴紐のゆるみ」というのも、大小問わず怪我をしてしまう原因になります。

 

靴紐がしっかり締まっていない状態だと、靴の中で足が動いてしまい足指が靴に当たってしまうので、サイズが合っていても紐はしっかり結ぶといいです。

 

靴紐を結ぶのが面倒だからといって「キャタピラン」のような、結ばない靴紐のような靴を履いてサッカーをするのは、絶対にやめましょう(靴擦れの原因にもなります)。

 

 

足のアーチ機能が崩れている

 

自分の足に合ったシューズを履いていても、足のアーチ機能などが十分に役割を果たせていないと「踏ん張りが効きにくく」なったりするので、必然的に足指への負担が大きくなります。

 

・扁平足やハイアーチ

・開帳足や浮き指

 

こういった「足のアーチ機能が低下」している状態だと、足指の機能が十分に発揮できなくなるので、結果として踏ん張る力が弱くなって足先が靴にぶつかるようになってしまいます。

 

足のアーチについては「足のアーチの役割ってなに?鍛えておかないと後悔することに!?」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

 

サッカーによる爪の痛み解決&予防法

 

ここまで紹介してきた「サッカーで爪が痛くなる」原因を取り除くことが、爪の痛みを解決する方法につながっていきます。

 

・サイズが合ったシューズを選ぶ

・シューズの紐をしっかりと結ぶ

・インソールを入れる

・爪を伸ばし過ぎない

 

サッカーシューズのサイズについては、指先に「1~2センチ」くらい余裕があるとベストで、あとは「足の横幅」や「つま先の形」に合ったものを選ぶのも大切なポイントです。

 

そして、シューズの紐については、しっかり結ぶことも大切なんですが、足の甲がしっかり固定されることもポイントなので、紐全体が緩くならないようにしましょう

 

 

 

 

せっかくシューズの紐をしっかり結んだとしても、紐を通している部分が緩いと意味がないので、シューズの手入れと同時に「紐の状態」もしっかり確認してください。

 

また、扁平足など「足のアーチ」が崩れているときは、アーチサポート機能が付いた「インソール(中敷き)」を入れておくといいです。

 

もちろん、爪の痛み予防だけでなく、他の怪我を予防してくれます。

 

 

 

 

足のアーチというのは大切な役割を持っているので、できればトレーニングなどで根本的解決をしていくのが理想です。

 

 

足のアーチ崩れは膝痛や腰痛の原因にも

 

いわゆる「足のアーチ」といわれる部分は、足の裏にある3つの部位からなります。

 

・横アーチ

・内側縦アーチ

・外側縦アーチ

 

この中で最も大切なのが「内側縦アーチ」で、俗に言う「土踏まず」を形成している部分です。

 

 

 

 

この内側縦アーチが崩れた状態を「扁平足」と呼び、地面からの衝撃を和らげることができなくなり、体の色々な場所に支障をきたすようになります。

 

これら足アーチよ呼ばれる部分を鍛えるには「足の指」をしっかり動かすことが大切で、足指をしっかり握る、しっかり開く、これを意識してトレーニングするといいです。

 

・お風呂の中で動かす(水の抵抗)

・タオルを握る運動をする(タオルギャザー)

 

こういった方法の運動だと気軽にできるので、長く続けられますよ。

 

ちなみに、足首が痛くなったり、膝や腰が痛くなったりする原因に、この足アーチの崩れが関係していることも多いので、しっかりトレーニングしておきましょう。

 

もしも、外反母趾による痛みや足首痛、さらに膝痛、腰痛などで困っているなら、ひょっとしたら足アーチに原因があるかもしれませんので、専門家の治療を受けてみるのもありです。

 

なお、当治療院では「LINE無料相談」も行っていますので、お気軽にご相談ください。