巻き爪になっている指が、なんだか「腫れてて痛い」という状態になっていませんか?
この症状というのは、皮膚に炎症が起きている可能性があり、放置しておくと悪化していくので要注意です。
腫れや痛みが強いときは、すぐ病院へ向かってください。
巻き爪による腫れや痛みは、ほとんどが「爪の切りすぎ」と「足の不衛生(不潔)」が原因です。
ですから、爪の切り方には、十分注意しましょう。
巻き爪を「切りすぎる」と皮膚が傷ついて腫れる
巻き爪になってくると、どうしても爪が切りにくくなるので、ついつい無理をして「爪を切りすぎ」てしまうことが多いです。
しかし、この「爪の切りすぎ」が原因で、皮膚が炎症を起こして腫れてしまいます。
▼爪の切りすぎで炎症を起こすメカニズム
- ①爪の両端を切りすぎる
- ②爪の刺が両端に残る
- ③刺が皮膚を傷つける
- ④皮膚の傷口から細菌が入る
- ⑤炎症により皮膚が腫れる
爪の両端を切りすぎる
巻き爪になると、爪の両端が皮膚に食い込んでくるので、爪が切りにくくなっていきます。
それでも、なんとかして爪を切ろうとするので、どんどん深爪になっていくんです。
爪の切り方は「スクエアオフ」というやり方が理想的で、爪の両角はしっかり残しておきましょう。
爪の刺が両端に残る
頑張って爪の端を切るので、爪の角に「棘(とげ)」を残したり、切った部分がギザギザになってしまいます。
そうすると、棘やギザギザの部分が、どんどん皮膚に食い込んでいくんです。
爪を切った後は、やすりでキレイにしておきましょう。
刺が皮膚を傷つける
爪にできた「棘」や「ギザギザの部分」が、やがて皮膚を傷つけてしまいます。
指を動かしたり、歩いたりしているうちに、どんどん傷が広がったり、傷口が深くなっていくことが多いです。
皮膚が傷つき始めると、少なからず痛みが出るので、よく爪や指を観察しておきましょう。
早めの処置が大切です!
皮膚の傷口から細菌が入る
皮膚の傷口が大きくなってくると、そこから細菌が入りやすくなり、いわゆる「細菌感染」を引き起こしてしまいます。
とくに、足には多くの細菌がいるので、つねに「足を清潔にすること」と「乾燥させておくこと」が大切です。
痛みの症状も強くなってくるので、我慢せずに医療機関を受診してください。
炎症により皮膚が腫れる
細菌感染が起こると、そこを治そうとして「炎症」が起き始めます。
この炎症は、皮膚の下の組織(皮下組織)で起こってきて、どんどん皮膚が腫れていきます。
この段階になると、自分で対処することは無理なので、すぐに病院へ行きましょう。
巻き爪が腫れて痛いときの対処法
巻き爪によって、皮膚が腫れてしまって痛みがあるときは、すぐに医療機関を受診しましょう。
ほとんどの原因は「細菌感染」なので、細菌による感染が治れば、腫れも痛みも引いていきます。
巻き爪で腫れるのを予防する方法
「巻き爪かな?」と思った時点で専門家に相談する
足の親指などに違和感を感じたら、それは「巻き爪」とか「外反母趾」になる手前か、初期段階である可能性が多いです。
痛みがないから放置している人がほとんどなんですが、この時点から正しい処置をしておくことで、つらい治療をする必要もなくなります。
ですから、ちょっと異変を感じたら、遠慮なく専門家に相談してくださいね!