巻き爪の原因の1つに「爪白癬」というものがあります。
「巻き爪」と「爪の水虫」は、併発することがあるので、注意が必要です。
さらに爪の水虫は、予防することがとても大切なので、今回は予防も含めてケア方法もお伝えしたいと思います!
爪の水虫:爪白癬(つめはくせん)
爪白癬(つめはくせん)とは、真菌(カビ)の一種である「白癬菌」が、爪に感染している状態を言います。
いわゆる「爪の水虫」です。
最初は、爪の色が白くなるだけですが、徐々に黄色や黒色に変色していき、次第に爪がボロボロになっていきます。ひどくなると、爪が割れてしまったり、爪が剥がれてしまったりします。
そんな爪白癬の原因は「細菌による繁殖」です。
白癬菌(水虫菌)という菌が、爪の中に入り込むことによって、爪白癬を発症してしまいます。
爪白癬(爪の水虫)も巻き爪になる原因
爪が水虫になると、爪が変色して変形していきます。爪白癬が原因で、巻き爪になるケースも多いです。
巻き爪と爪白癬が合併しているケースが「40%」にも及んでいる、という報告もあるくらいなので、爪の水虫には気をつけておきたいですね。
▼巻き爪になる原因
- 爪の切りすぎ(深爪)
- 靴による圧迫
- 外反母趾
- 爪のけが(割れたり抜けたり)
- 爪の水虫(爪白癬)
このように、巻き爪になる原因はいくつかあります。
逆に言うと、これらの原因に気をつけてさえいれば、巻き爪を予防することができるんですよ。
爪水虫を予防するために
爪白癬にならないための最大の予防法は、足の水虫にならないこと!
爪水虫は足の水虫から始まることが多いので、足の水虫を予防することが重要です。
▼足の水虫を予防する方法
- 足をよく洗う
- 足をしっかり乾かす
- 通気性の良い靴を履く
- 毎日同じ靴を履かない
- 吸湿性の高い靴下を履く
- 靴下を毎日履き替える
- バスマットを使い分ける
- スリッパやサンダルを共有しない
- 床をキレイにする
足を清潔にする
足の指の間もしっかりと洗い、その後しっかりと乾かしましょう。
水虫の菌は「湿気」を好みますから、日頃から清潔にして乾燥を心がけておくといいですよ。
湿気を無くす
靴や靴下による湿気は、水虫が最も好むものなので、通気性を良くしておくことが肝心です。
靴下を選ぶときは、木綿や麻といった素材のものにすると、吸湿性が高くなります。
同じ靴下を履き続けるのはダメですが、できれば靴も毎日変えて履くと良いでしょう。靴も靴下も「毎日同じものを履かない」というのが基本です。
感染を予防しておく
同居している人の中に水虫の人がいれば、バスマットは別々のものを使いましょう。
もちろん、スリッパやサンダルなども、感染者と同じものを使わないようにしてください。
こまめに床なども掃除して、常に清潔を保っておくといいです。
爪に異変を見つけたら
爪が変色したり、爪の形が変わったのを見つけたら、すぐに専門家へ相談するといいです。
「爪白癬」や「巻き爪」は併発していることが多いので、早めに対処しておきましょう。
足の水虫が治ったとしても、爪に白癬菌が残っていると「足の水虫も再燃」してしまいます。水虫になったら「根治させる」のが原則です!
少しでも「足の爪」が気になったら、遠慮なくご相談ください。