コロナの影響とか、梅雨の気候とか、色々な事情で「家に閉じこもる」ことが多くなると、知らず知らずのうちに「運動不足」になってしまいますね。
しかも、家にいると「動くことが極端に減る」ので、膝とか腰が痛くなったりする人も多いです。
さらに、運動不足を解消しようとして「急に運動を始める」と、かえって膝を痛めてしまう危険もあります。
そこで今回は、運動不足で膝が痛くなる原因と、簡単な対処法をお伝えしていきます。
運動不足になると、なぜ膝が痛くなるのか?
家にいる時間が長くなると、歩くことが極端に減ってしまい、ひどい日になると「1日100歩未満」ということもあるんではないでしょうか。
・足腰の筋力が衰える
・膝や足首が硬くなる
・腰の筋肉が硬くなる
このように、運動不足になると「筋力の衰え」や「関節が硬くなる」といった、体への悪影響がどんどん出てきます。
こういった影響によって、以下のようなことが起こりやすくなるんです。
▼運動不足による足腰への影響
- 膝への衝撃が大きくなる
- 筋肉の血行が弱くなる
- 姿勢が悪くなる
膝への衝撃が大きくなる
膝まわりの筋力が衰えると、歩くたびに「膝の関節」へ衝撃が加わります。
・床へしゃがんだり
・床から立ち上がったりする
こういった動作では、歩いているとき以上に「膝への負担」が増えるので、下半身の筋力強化は必須です。
家の中でもできる「スクワット」は、膝だけでなくお尻の筋力アップにもなりますよ!
筋肉の血行が弱くなる
筋肉を使わないと、もちろん「血の巡り」も少なくなり、筋肉自体の柔軟性も低下していきます。
しかも血行が良くないと、筋肉痛からの回復も遅くなるし、急に運動をしたときに筋肉が損傷してしまう可能性だって高いです。
運動不足になって「ふくらはぎ」の筋肉が硬くなると、足首の柔軟性もなくなり、膝への負担が大きくなってしまいます。
・お風呂の中で足首の運動
・ふくらはぎのストレッチ
日ごろから、こういったケアを意識的に行うようにして、筋肉の柔軟性を保っておきましょう。
姿勢が悪くなる
歩くことが減って、椅子に座ったり、床に寝転がったり、こういったことが増えるにつれ、どんどん姿勢が悪くなっていくんです。
とくに「腰が硬くなる」と腰痛の原因にもなりますし、前屈みの姿勢になりやすくなって、今まで以上に「膝へ体重がかかる」ようになってしまいます。
たとえ椅子であっても、長時間座っていることは避け、適度に立ち上がって腰のストレッチをしましょう。
筋力が落ちたのに、体重が増えるとどうなるか?
運動不足になると、筋力は落ちるけどむしろ体重は増えるという、いわば「最悪の状態」になってしまいます。
なぜなら、膝への衝撃をやわらげてくれる筋肉の量は減ってしまい、逆に衝撃の原因でもある体重が増えてしまうからです。
日常生活で膝への負担を減らそうとするなら、次の2つを同時にやることが大切!
・筋力を強くする
・体重を減らす
家にいる時間が長くて、動く時間が減っていくと、膝へ負担がかかりやすい体になりやすいので、毎日欠かさず「体重チェック」をするといいでしょう。
痛みがある場所によって膝痛の原因は異なる
急に運動した途端、膝が痛くなることって多いんですけど、実は「痛くなる場所」によって原因が違います。
詳しくは「ランニング中に膝が痛くなったときの対策!部位によって原因が違います」で解説しているので、よければ参考にどうぞ。
痛みの場所によって、ケアの仕方や対処方法が変わってくるので、痛みが出る前に「膝に違和感」を感じたら、一度ご相談ください。
自宅で無理なくできる運動も、あわせて提案させていただきます。