手の爪にくらべると、足の爪は伸びにくいんですけど、爪が「分厚く」なってきたら注意が必要です。
とくに、足の親指の爪は「伸びなくなって分厚くなる」ことがあるので、伸びにくくなったと感じたら適切なケアをしましょう。
そこで今回は、爪が伸びにくくなる原因と、爪が分厚くなる理由をお伝えしていきます。
足の爪が伸びなくて分厚くなると・・・
足の爪が分厚くて硬くなった状態を、医学的には「爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)」といい、爪が何層も重なってしまう病的な変化です。
また、爪が重なって分厚くなっていくと「爪の色も変色」してきて、灰色から茶褐色、そして黒色へと変わっていきます。
そして、爪が分厚くなることによって、日常生活にも支障をきたすことが増えてくるんです。
・ストッキングに引っかかる
・爪が邪魔をして靴が履けなくなる
こういったことは、よくあるケースの代表なものです。
とくに痛みもなく放置しがちなんですが、悪化していくと爪が「ワシ」とか「タカ」の爪のように彎曲していくので注意しましょう。
足の爪が伸びない原因
では、そもそも「足の爪が伸びない」っていうのは、どんなことが原因なんでしょうか?
▼足の爪が伸びない原因
- 靴による圧迫
- 親指への過度な荷重
- 爪の切りすぎ
こういったことが原因で、足の爪は伸びにくくなります。
いわゆる「巻き爪」になる原因とも似ています。
靴による圧迫
履いている靴のサイズが小さ過ぎたり、パンプスのように「つま先を圧迫」する形であったりすると、つま先や爪が靴によって圧迫されるので、爪が伸びにくくなります。
つま先にゆとりがある靴を選ぶのはもちろん、自分の足の形にあった靴を履きましょう。
つま先に合った靴選びについては「営業女子なら必見!一日中歩き回るのに最適なパンプス選び【7つのポイント】」が参考になると思います。
親指への過度な荷重
歩いたり、バランスを取るときは、親指で踏ん張ることが多いんですが、足の親指にかかる負担が過剰になることも、爪が伸びにくくなる原因になります。
さらに、親指への過度な荷重が続くことで、衝撃から「指を守ろう」として、どんどん爪が分厚くなっていきます。
・歩き方を意識する
・インソールを入れる
・ハイヒールを履かない
こういったことには、日頃から気を使うようにしておくといいでしょう。
爪の切りすぎ
「足の爪を切りすぎる」これも爪が伸びない原因になります。
靴下やストッキングの親指が破れすいからといって、爪を短く切ってしまうと「つま先の肉」が盛り上がってきて、やがて爪の前方を圧迫するようになります。
そして、盛り上がった肉によって「爪の前方が塞がれる」と、爪が伸びにくくなるので注意しましょう。
正しい爪の切り方は「足の爪の切り方|巻き爪はこうやって予防しろ!」で解説しているので、ぜひ参考にどうぞ。
早期発見と日頃からのケアがポイント
手の爪にくらべて、足の爪は伸びにくいですし、じっくり見る機会も少ないので、異変に気がつかないことも多いです。
もしくは、異変に気づくのが遅くなるケースも多々あります。
・お風呂に入るとき爪を観察する
・爪を切り過ぎないようにする
・親指の裏にタコができてたら要注意(過度な荷重)
こういったことは、早期発見や正しいケアのために必要ですから、ぜひ実践してみてください!
ちょっとでも「爪の色がおかしいな」とか「爪が分厚くなったな」と感じたら、遠慮なくご相談ください。