少し厳しい言い方になるかもしれませんが、足の爪が痛いなら「ブーツはやめろ」と言うのには理由があります。
なぜなら、爪が痛いにも関わらずブーツを履き続けると、巻き爪になるだけではなく細菌に感染してしまうなどのリスクがあるからです。
ご存知のように、ブーツというのは「通気性が良くない」履き物ですから、菌の繁殖や悪臭などの原因にもなります。
ということで今回は、巻き爪治療の専門家の視点から「爪が痛いならブーツを履くな」と言う理由をお伝えしていきます。
爪が痛いのに履き続けると「十中八九」巻き爪になる
日本人の10人に1人が、すでに巻き爪に悩んでいる現在、痛みなどの自覚症状がない「隠れ巻き爪」も合わせると、10人に6人が巻き爪の症状を呈しています。
ですから、すでに爪に痛みなどの自覚症状がある人が、ブーツを履き続けていると「十中八九」巻き爪へと進行していきます。
そもそも、巻き爪へと進行している最中に痛みが出るので、痛みが出た時点でドクターストップだと思ってください。
成長期の子どもは要注意!
ブーツに限らず、靴のサイズは「大きすぎ」ても「小さすぎ」てもよくありません。
成長期の子どもは、すぐにサイズが合わなくなるので、1シーズン前に履いていたブーツなどを無理に履こうとすると、つま先や爪が圧迫されてしまいます。
逆に、成長を見越して大きめのサイズを買ってしまうと、ブーツの中で足が遊んでしまうので、こちらも爪や指先に悪影響が出るので要注意です。
巻き爪が悪化すると細菌感染する
なぜ「ブーツを履くな」とか「ブーツをやめろ」とまで言うのか、それには大きな理由が2つあります。
▼「ブーツをやめろ」と言う理由
- 細菌に感染しやすい
- 外反母趾も併発しやすい
細菌に感染しやすい
ブーツ最大の弱点は「通気性が悪い」ことです。
巻き爪が悪化していくと、皮膚に傷がつきやすくなるので、そこから細菌に感染してしまうリスクがあります。
さらに、ブーツは通気性が悪いので、細菌に感染する確率が高くなってしまうんです。
外反母趾も併発しやすい
巻き爪になるということは、そもそも「足の親指」に負担がかかっている証拠なので、多くの場合「外反母趾」も併発するようになります。
もちろん、外反母趾から「巻き爪を併発する」というケースもあります。
ブーツというのは構造上、足の指に負担がかかりやすい履き物なので、常に指先のチェックとケアが必要です。
爪が痛いならブーツをやめろ
秋も深まり冬になってくると、とくに女性はブーツを履きたくなると思います。
・爪に違和感を感じる
・爪が痛くなってきた
ですが、ブーツを履いていて違和感や痛みを感じたら、すぐに「ブーツはやめろ」と言いたいです!
一度「巻き爪」になってしまうと、治すのに時間がかかりますし、細菌感染などを引き起こしてしまうと、最悪のケース「骨が溶ける」とか「指の切断」になる可能性もゼロではありません。
実際に、そういう症例も報告されています。
気になるようでしたら「巻き爪を放置するとどうなる?自然に治ると思ったら大間違い【甘く見ちゃダメ!】」も併せて読んでみてください。
痛みが治ってきたら、またブーツを履けばいいので、痛みや違和感を我慢しながらブーツを履くことだけはやめましょう!
もしも「足の爪」や「つま先」に痛みがあるようでしたら、遠慮なくご相談ください。