あれ?またか・・・
ストッキングの親指がよく破れるんだよなあ、最近とくに(しかも上の部分)
そんなに爪が長くなってるわけでもないのに、何でこうも爪が当たるところが破れちゃうんだろ?
これ、外反母趾ってやつが関係してるのかな?
別に痛みとかあるわけじゃないし、ほかっておいてもいいんだけど、ちょっと気になるんだよね。
仕事でよく歩くのに、なんでストッキングの裏側は破れないんだろ?
(もちろん1万歩以上ね♪)
ちょっと先生、教えてくれませんか!
外反母趾と浮き指は併発しやすいんです
あなたの親指、浮いてませんか?
ストッキングの爪の部分がよく破れるのは、おそらく浮き指になっているからです。
歩くときに親指で踏ん張れず、浮いてしまっているのでしょう。
(だから爪側の方が破れる)
浮き指の治し方は「足の指が地面につかない!?浮き指の原因と治し方をプロが直伝します♪」を、ぜひ参考にしてみてください!
外反母趾も浮き指も、足の裏の筋力が弱くなって「扁平足」になっていることが多いです。
どちらも根本的な原因は同じですから、外反母趾と浮き指は「併発」していても不思議ではありません。
もしかして・・・
土踏まずは崩れていないから大丈夫!
そう思っていたら、ちょっと危険です。
足の裏にある「横アーチ」と呼ばれる部分、この横アーチが崩れるだけでも「外反母趾」や「浮き指」になってしまいます。
この横アーチを作るために
・テーピングを巻く
・扁平足用の中敷きを入れる
・足指パッドを挟む
ということをするんですが・・・
使い方を間違えると、逆に悪化してしますので、専門家へ相談するのがベストです!
巻き爪をも併発してしまう
浮き指(指が床から離れている)になっていると、爪の状態も変化していきます。
爪はもともと、両端が指を巻きやすい構造になっているんですが、一定の圧力をかけ続けることで、ちょうど良い丸みを保てるんです。
(だから爪も切りやすい)
この圧力っていうのは、爪の上からではなく、指の腹から伝わってくる圧力です。
すなわち、親指で「地面を蹴る」力です。
外反母趾や浮き指になっていると、当然ながら親指で蹴る力が弱くなりますから、爪への圧力も減っていくわけです。
そうなると、爪の両端がどんどん巻くように変形していって、やがて「巻き爪」へと進行してしまいます。
外反母趾 + 巻き爪 + 浮き指
トリプルセットの完成です。
(喜ばしいことではありませんが・・・)
ここまでくると、自分で解決するのはとても難しいですから、一刻も早く専門家に相談することをオススメします!
足のアーチを補強して扁平足を改善しよう
変形が強かったり、痛みなどの症状が出ていたら、すぐさま専門家へ相談してください。
症状もなく、変形もほとんどないなら、ストレッチ と 筋トレ で、扁平足を改善していきましょう。
・足指と足首を曲げるストレッチ
・足の指を握る筋トレ
・指で踏ん張り、かかとを上げる筋トレ
ストレッチと筋トレはセットですから、ストレッチ → 筋トレの順で行なってください。
足指のトレーニングは「足指の運動が上手くできない!?タオルギャザーのコツは「開いて⇒握る」だけ!」で、詳しくお伝えしています。
靴を履くときは、扁平足用の中敷(インソール)や、パッドを使うと、足の裏が疲れにくくなるのでオススメです。
足の親指は「立って動く」ときに、とても重要な場所で、バランスを取るために最も大切な部分です。
バランスが取りにくくなると、腰痛や肩こりにも影響しますから、足元のケアは大切なんですよ!
症状が出る前に「専門家へ相談」してみませんか?
痛みや炎症が起こってくると、改善までには時間がかかります。
最悪の場合は、病院で手術が必要になることもあります。
症状が出る前に対処しておけば「すぐに改善していた」ということは、じつは珍しくないんですよ。
今回のように「ちょっとおかしいな」「いつもと違うな」と感じたら、体からサインが出ている証拠です。
症状が出ていないうちに専門家へ相談すれば、日常生活から足のケアに至るまで、あなたに合った方法をお伝えすることができます。
(病院は症状が出ないと対処してくれません)
少しでもお悩みであれば、遠慮なくご相談ください!