足の爪がボコボコに変形してしまう原因とは?指先への負担を減らしましょう

 

夏も本番になってくると、裸足になることも多くなって「足の爪が伸びない」とか「足の爪が変形している」などといった、足の爪の異変(とくに親指や小指)に気がつく人が多いです。

 

・足の「親指の爪」が伸びなくなってきた

・足の爪が伸びずに「爪が分厚く」なってきた

・足の爪が変形して「ボコボコ」になってきた

・爪が皮膚に「埋もれている」感じがする

 

ひょっとして、足の親指や小指の爪が、こういった状態になっていませんか。

 

しかも、足の爪の見栄えが悪いと、サンダルを履きたくても躊躇してしまいますよね。

 

そこで今回は、この「足の爪がボコボコに変形」したり「爪が分厚く変形する」原因や対処法について、じっくり解説していきます。

 

 

足の爪が変形して「ボコボコ」になる原因とは

 

足の爪が変形したりとか、足の爪がボコボコになる原因は「大きく分けると4つ」あり、いずれも放置しておくと「取り返しがつかない」状態になる可能性もあるので、十分に注意しましょう。

 

 

▼足の爪がボコボコに変形する原因

  • 爪の栄養不足
  • 爪の血行不良
  • 足の爪の怪我
  • 足指への負担

 

1つの原因でというよりも、これらの原因が積み重なってしまうことにより、足の爪がボコボコに変形したり、爪が異常に分厚くなってしまったり、いわゆる「病的な状態」になってしまいます。

 

そこで、こういったボコボコに変形した爪の状態になぜなってしまうのか、それぞれの原因をもう少し詳しく見ていきながら、その対策についてもお話します。

 

 

爪の栄養不足

 

足の爪も「皮膚の一部」なので、栄養が不足している状態だと「爪が伸びにくく」なったり、爪が変形しやすくなってしまったり、爪自体がもろくなってボロボロになることもあります。

 

ですから、以下のような爪の成長に必要な「栄養素」をしっかり摂っておくことが大切です。

 

・タンパク質

・亜鉛、鉄分

・ビタミン、ミネラル

 

また、栄養素だけでなく「水分」をしっかり補給することで、靴などの圧迫に変形することなく「丈夫な爪」として、しっかり伸びていくことができます(しっかり「水」を飲みましょう)。

 

そして、次のような「食材」を食事に取り入れるように心がけていきましょう。

 

・緑黄色野菜(ほうれん草、トマト、ピーマン、にんじん、など)

・チーズやヨーグルトなどの乳製品

・大豆製品(豆腐、みそ、納豆など)

・レバー、ナッツ類、魚など

 

やっぱり基本となるのは「バランスの取れた食事」ですから、毎日同じようなものばかり食べたりせず、野菜を中心にして色々なものを食べるようにするといいですよ。

 

 

爪の血行不良

 

しっかり食事をして爪の成長に必要な栄養をきちんと摂っていても、この栄養素を運ぶ役割もある「血液」が指先まで届かないと、せっかく摂った栄養素が爪に「吸収されない」ので、キレイに爪が伸びていきません。

 

とくに、気温が下がる冬場などは足の指先まで血液が流れにくくなりますし、夏場でもエアコンが効いている部屋に長時間いると、体が冷えて血行が悪くなります。

 

1.体が冷えると、指先の血液が「体」に集まってくる

2.体を温めようとして「指先」には血液が行かなくなる

3.その結果、指先の血行が悪くなる

 

寒い環境だと、こういう流れで指先の血行が悪くなっていくので、寒いときや足先が冷たいときなどは「足の指を動かす」ことを積極的にするといいです(もちろん歩くのもOK)。

 

そして、お風呂に入ったときなどは、ふくらはぎ~足の指まで「マッサージ」をしておくと、指先の血行も良くなっていくので、ぜひ試してみてください。

 

 

足の爪の怪我

 

これも良くある原因の1つなんですが、足の指や爪を怪我してしまったあと、爪が伸びなくなったり、爪がボコボコに変形してしまうことがあります。

 

・爪を踏まれて内出血をした

・ランニングをしていて爪が真っ黒になった

・窮屈な靴を履いていたら爪が割れてきた

 

それまではキレイな爪だったのに、爪が剥がれたあとに伸びてきたと思ったら「デコボコになっててびっくりした」という人もよくいます。

 

これは、爪の根本にある「白い部分(爪母)」が傷つくことで、そのあと爪が正常に生えにくくなるのが原因です(爪母は爪を作っている部分)。

 

ですから、爪に内出血を起こしたり、爪が割れてしまったときは、爪の周りを清潔にして、あとは「絆創膏」などを貼って、爪の根本をしっかりと保護するようにしましょう。

 

 

足指への負担

 

足指を怪我していなくても、爪の周りの皮膚が盛り上がってしまうことで、爪の伸びを止めてしまって「ボコボコに爪が分厚く」なってしまうこともあります。

 

もちろん、皮膚が盛り上がるのにも原因があって、以下のことには気をつけるといいです。

 

・爪を切りすぎない

・指先に負担をかけない

 

爪を切りすぎて「深爪」になってしまうと、爪の先端部分の皮膚が盛り上がってきて「爪が伸びるのを邪魔する」ので、爪の切りすぎには注意しましょう。

 

ちなみに、正しい爪の切り方については「足の爪の切り方|巻き爪はこうやって予防しろ!」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

あと、指先で踏ん張ったり、靴で指先が圧迫されたり、こういったことが繰り返し続くと、そういった「外圧から守ろう」として皮膚が分厚くなっていきます。

 

 

巻き爪や外反母趾の人はとくに注意が必要

 

すでに「巻き爪」になっていたり「外反母趾」になっている人は、爪がボコボコに変形したり、爪が伸びずに分厚くなりやすいので、とくに注意しておきましょう。

 

・爪を切りすぎない

・サイズに合った靴を履く

・インソール(中敷き)を入れる

 

最低限でも、こういったことには注意しながら「指先への負担をできるだけ減らす」ように心がけるといいですよ。

 

なお、当治療院では「LINE無料相談」を行っているので、巻き爪や外反母趾でお悩みでしたら、遠慮なくご連絡ください。