自分の手を見て・・・
・手の爪がちょっと変形してきた
・手の爪のギザギザが気になる
・生まれつき手の爪が薄い
こういう状態になっていると、やがて「巻き爪」になる可能性があるので、とても注意が必要です。
じつは「巻き爪」って、足だけでなく手の爪にも起こるものなので、絶対に放置しないでください。
そもそも、手の巻き爪になる原因ってなんなんでしょうか?
予防法とあわせてお伝えしていきますね。
なぜ手にも「巻き爪」ができるのか?【原因】
手の爪が「巻き爪」になってしまう原因はいくつかあって、主たるものは以下の3つです。
▼巻き爪になる原因(手の指)
- 爪が薄い
- ジェルネイル
- 爪の切りすぎ
しかし、手の巻き爪は、足とは違って「痛み」を伴わないことが多いので、見過ごすことがほとんどです。
「ちょっと爪の形がおかしいな」と思いつつ、放置してしまうのは危険です。
なにもせず放っておくと、皮膚を傷つけて細菌に感染してしまい、それが原因で「化膿」することもあります。
遺伝的に「爪が薄い」と巻き爪になりやすい
一度、手の爪を見てみてください。
緩やかにカーブを描いているのが分かると思いますが、これは「爪の強度」を増すための生理的現象です。
ところが、先天的に爪が薄いと強度が弱いため、強度を強くしようと「より強いカーブ」を描くようになり、巻き爪になっていきます。
「ジェルネイル」の工程で、巻き爪になりやすい
ジェルネイルを繰り返していると、徐々に爪が「萎縮」していきます。
ジェルネイルを自爪に定着させていく過程で、爪が薄くなっていくからです。
さらに、爪を外すときに使う「アセトン」が、爪の水分を蒸発させるので、爪が乾燥して巻きやすくなります。
爪を切りすぎて、巻き爪になっていく
爪の両端を切りすぎたり、深爪をしてしまうと、爪に皮膚が食い込んでいき、爪が巻いていくようになります。
さらに、食い込んだ爪が皮膚に傷をつけると、その傷口から細菌感染を引き起こし、化膿することもあるので注意が必要です。
手の「巻き爪」にならないために【予防】
基本的には、足の巻き爪を予防する方法と変わらなくて、以下のことに気をつけましょう。
▼手の「巻き爪」を予防するために
- 爪の切り方に気をつける
- 爪を保湿する
- ジェルネイルをし過ぎない
爪の切り方に気をつける
爪を切るときは「スクエアオフ」という切り方をしましょう。
この切り方だと、爪の両端を切り過ぎることもなく、深爪にもなりません。
また、爪を切るときは「お風呂上がり」など、爪が柔らかくなっているときがベストです。
爪の切り方については「足の爪の切り方|巻き爪はこうやって予防しろ!」でも解説しているので、ぜひ参考にしてください!
爪を保湿する
爪が乾燥していると「巻き爪」になりやすいので、ハンドクリームなどを塗って保湿するようにしましょう。
もちろん、美容液やオイルを塗ることも大切で、いかに「爪を乾燥させない」かがポイントです。
水分不足や栄養不足でも、爪に影響が出てくるので、水分補給や規則正しい食生活も大切になります。
ジェルネイルの頻度を減らす
ジェルネイルを繰り返していると、爪が薄くなったり、水分が減っていくので、巻き爪になるリスクが増えていきます。
ジェルネイルの頻度を減らし、爪にも「休息期間」を与えてあげて、手の巻き爪を予防しましょう。
もしも「巻き爪かな?」と思ったら
手の巻き爪になっても、痛みが出ないので放置しがちなんですが、皮膚を傷つけると化膿する危険があるので注意が必要です。
手の指を見て「爪が変形している」と感じたら、今回紹介した予防法を実践してください。
放置した最悪のケースを「巻き爪から膿みが出たら放置しちゃダメ!けっして自然には治らない」でも触れていますが、放置で治ることはまずありません。
しっかり治したいというときは、当院へご相談くだされば、症状に応じて対処させていただきます。