最近、難波とかに行って買い物をしていると、ヒールの歩き方が「なんか変だよなあ」っていう女性をよく見かけます(カツカツと音もすごい)。
たいてい、そういう女性って歩き方だけじゃなく、やっぱり「姿勢とかも悪く見てしまう」んですよね。
うちのスタッフも「ヒールの歩き方が変だ!」って言われてた、なんとも悲しい過去があったらしいです・・・。
ということで今回は「ヒールの歩き方が変になる原因」について考えていきたいと思います。
ヒールの歩き方が変に見えるのは「膝」にあり
いつもは「楽チンだから」という理由で、スニーカーばかり履いている人がヒールを履くと、ほとんどの場合「歩き方が変」になります。
なぜかというと、スニーカーとヒールでは、そもそも「靴の構造」がまったく違うからです。
・スニーカー:つま先とかかとの高さが同じ
・ヒール:つま先よりも、かかとが高い
「かかと」だけが高いということは、体の構造上「膝が曲がりやすい」ということになります。
試しに「つま先を上げた状態」で足を前に出して、かかとを着いてみてください。膝はしっかり伸びていると思います。
今度は逆に「つま先を下げた状態」で足を前に出してみてください。たぶん、すでに軽く膝が曲がっているはずです。
ヒールを履くと膝が曲がりやすい
先ほどの実験のように、つま先が下がった状態(ヒールを履くとこの状態)で足を前に出すと、膝っていうのは曲がりやすくなります。
ですから、ヒールを履いて歩くということは、常に「膝が曲がりやすい」状態にあるということです(膝への負担も大きくなる)。
しかも、膝を曲げて歩いていると「腰」や「背中」も曲がりやすくなるので、猫背の姿勢になって見栄えも悪くなっちゃいます。
・歩幅を狭くして歩く
・足を着いたらお尻を締める(膝が伸びる)
この2点を意識するといいですね。
着地のしかたが悪いとヒールの歩き方が変になる
その他にも、ヒールで歩くときに「足の着き方」が悪いと、ヒールの歩き方がそのものが変に見えてしまいます。
・かかとを引きずる
・内股で足を突く
こういうヒールの歩き方って「足の着き方が悪い」見本でもあるので、早めに改善するようにしましょう。
ちなみに「それ危険!ヒールの歩き方が悪くて「カツカツ」音がするのは黄色信号!」でも解説しているんですが、ヒールの足音が悪い原因は「歩き方」にあるんです。
ヒールで歩くときは、足の着き方にも注意しよう
ヒールで歩くときの足の着き方には、大きなポイントが「2つ」あります。
・つま先とかかとを同時に着く
・つま先はやや外向きに着く
こういったことを意識して足を着けば、背筋が伸びてキレイなヒールの歩き方になるんですよ。
もちろん、正しい足の着き方をすれば、ヒール音も小さくなりますし、靴擦れをしたり、ヒールが脱げてしまうことも無くなります。
ヒールの歩き方が変だと危険信号かも!?
ここまで解説してきたように、ヒールの歩き方が変に見えるときは「膝の伸び具合」だったり「足の着き方」だったり、とにかく何かしらの原因があるということです。
そして、こうした変な歩き方を続けていると、徐々に体への負担がかかっていき「様々なトラブル」を引き起こす可能性もあります。
とくに「膝」や「つま先」には注意
ヒールを履いて歩くとなると、かならず「体重は前がかり」になります。
そして、その体重を踏ん張るのが「膝」とか「つま先」になるわけなんです。
ですから、ヒールを履いて歩いているときに「膝が曲がったまま」とか「足の着き方が悪い」となると、もっともっと負担が大きくなってしまいます。
・膝の負担 → 膝関節痛
・つま先の負担 → 巻き爪、外反母趾
こういう症状が出てしまうと「治るまでに時間がかかる」ので、できれば避けたいですよね。
もしも、すでに痛みが出てしまっていたり、ちょっと違和感があって気になるようでしたら、当治療院へぜひご相談ください。
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