「運動してるから、巻き爪なんかにならないだろう」そう思っていませんか?
じつは、日本人の10人に1人は巻き爪に悩んでいると言われていて、運動していて巻き爪が悪化したケースも多くあるんです。
痛くないからといって、なにも対処をしていないと「巻き爪はすぐに悪化」してしまうので、注意しましょう。
そこで今回は、運動して巻き爪を悪化させない方法について、いくつか代表的なものを紹介していきます。
なぜ運動をすると巻き爪が悪化するのか?
そもそも、なぜ運動をしているのに「巻き爪が悪化」していくのかというと、以下の原因が考えられます。
▼巻き爪が悪化する原因
- 靴の圧迫
- 指先への過剰な負荷
- 爪の切り過ぎ
つまり、これらの原因を取り除いておけば、運動しても巻き爪は悪化しにくくなくなります。
靴の圧迫
とくに運動をするときは、シューズの中で足が遊ばないよう(動きやすいよう)「ピッタリ」サイズの靴を履きたくなるんですが、これはよくありません。
しかも、運動をしている最中っていうのは、つま先やかかとへの負担がとくに大きくなるので、指1本分は余裕があるシューズを選びましょう。
・つま先に余裕がある
・かかとに余裕がある
・足首が動かしやすい
これが運動シューズを選ぶときのポイントです。
もうすでに巻き爪になっている人は「つま先の過剰な圧迫」が、爪の状態を悪化させてしまうので注意しておきましょう。
そして、運動中に靴の中で足が遊ばないようにするには、シューズの紐をしっかり結んでおくといいです。
指先への過剰な負荷
普段の生活よりも運動をしている方が、もちろんですが「つま先への負担」は大きくなります。
・長時間にわたり走り続ける
・瞬間的に走ったり止まったりする
・ダッシュしたり向きを変えることが多い
こういった運動やスポーツでは、つま先への負担がより大きくなります。
巻き爪になりやすいスポーツを「スポーツのやり過ぎって巻き爪になるの?とくに「走る」運動には要注意です!」でお伝えしているので、よければ参考にしてください。
指先への負担を減らすためには、アーチサポート機能が付いたインソールを使うといいですし、もちろん適切なサイズの靴を選んでください。
さらに言うと、足首や指先の柔軟性はとても重要なポイントですから、日頃からストレッチやマッサージなどをしておきましょう(足首が硬いと故障の原因にもなります)。
爪の切り過ぎ
これは運動する人によくありがちなんですが、じつは「爪を切り過ぎる」と巻き爪を悪化させてしまいます。
爪が変形していかないようにするには、爪の両端を切り過ぎない「スクエアオフ」という切り方をしましょう。
日頃のケアがポイント
今回紹介した方法は、比較的症状が軽くて、予防の意味合いが強いものです。
・爪の形が変わったり
・爪が変色してきたり
こういった巻き爪の初期症状があると、運動の負担によって一気に悪化する可能性があります。
ですから、つま先やつめに対する日頃からのケアや観察が必要です。
こちらの「親指の爪が痛い!ランニングで爪が黒くなった原因を解説します」も参考にしてみてください。
正しい姿勢とかフォームで運動をしていないと、つま先への負担は減らせませんから「体の使い方」についても、しっかり身につけておきましょう。
運動で巻き爪が気になったら、遠慮なくすぐご相談ください。