- なぜか左足だけ爪が巻いている
- 両足とも巻き爪だけど、左の方が巻きが強い
あなたの足は、このような状態ではありませんか?
普段同じように使っている足なのに、左右差があるなんて不思議ですよね。
実は、巻き爪は左側に症状が出ることが多いのです。
そしてそれは、利き手や軸足と関係しています。
今回は、左側に症状が出やすい巻き爪と、利き手や軸足との意外な関係性を紐解いていきましょう!
この記事を最後まで読むと、あなたの巻き爪が左側に症状が出ている理由がわかるかもしれませんよ。
巻き爪患者の8割は左に症状が出ている事実
「巻き爪に右も左もないだろう」と思うかもしれませんが、実は、巻き爪患者のおよそ約8割が以下の特徴に当てはまります。
- 左側だけ巻き爪になっている
- 両足とも巻き爪だが、左側が特に巻いている
実際に、大阪巻き爪フットケア専門院の受診者のカルテを無作為に抜き出して調査したところ、
- 左側のみに症状が出ている
- 両足に症状があるが、特に左側の状態が悪い
上記のいずれかに該当する受診者が、全体の78%に上りました。
話は変わりますが、日本の人口のおよそ1割が左利きといわれています。
つまり、右利きの人は約9割。
多少の差はありますが、利き手とは反対側の足に症状が出ている人が多いと考えられますね。
巻き爪が左に多い理由は軸足だから
巻き爪は利き手と反対側の足に症状が出ることが多いとお伝えしましたが、これは巻き爪だけに限りません。
では、なぜ足の疾患は、利き手とは反対側の足に症状が出ることが多いのでしょうか。
一般的に、利き手が右の場合、利き足も右である場合が多いとされています。
利き足は、日常生活の中であまり意識することがないので、「そんなことを言われてもわからない…」と思うかもしれません。
では、少し思い出してみましょう。
ボールを蹴る時、左足ではなく右足で蹴っていませんか?
右利きのあなたは、おそらく右足で蹴っていますよね。
このように、右利きの場合、右足を使って何かをすることが多いのです。
「右足を使って何かをする」というと、右足をよく使っているような気がしますよね。
しかし、実は右足を使うために、左足が人知れず頑張っているのです。
先程の例を思い出してみてください。
右足でボールを蹴るために、左足に重心がかかっていませんか?
右足でボールを蹴るので、右が機能する足、左が軸足になりますよね。
軸足は、機能する足を使うために、体全体を支える必要があります。
そのため、軸足には大きな力がかかったり、ぐっと踏ん張ったり、負荷がかかるのです。
目に見えて動くのは右足ですから、どうしても機能している右足にフォーカスしがちです。
しかし、少し考えると、軸足となる左足に相当な負荷がかかっていることがわかりますね。
このように、右足を使おうとするがゆえに左足に負荷がかかり、巻き爪をはじめとする足の症状が左足に現れるのです。
軸足の巻き爪を食い止めるには?
軸足の巻き爪を食い止めるには、どうしたら良いのでしょうか?
気をつけるべきポイントはたくさんありますが、特に重要な項目をピックアップすると、以下の4つです。
- マメを治す
- あしゆびを鍛える
- 正しい足の使い方を練習する
- 正しい爪の切り方を身につける
ひとつずつ確認していきましょう。
マメを治す
足にマメはできていませんか?
マメができているということは、そこに負荷がかかっている証拠です。
マメができてしまう原因はいくつかありますが、巻き爪の場合はマメができている側で歩いている可能性が高いと考えられます。
軸足の巻き爪を食い止めるための第一歩は、今できているマメを治すこと。
その上で、正しい歩き方ができるように整えていくことが大切です。
マメを治す方法は、大きく分けると2種類です。
マメの大きさによって、対処法が異なります。
- 小さなマメ:放置する
- 大きなマメ:潰す
小さなマメの場合は、そのまま放置するのがおすすめです。
水疱が小さければ、2~3日で中の液体が吸収され、自然に治っていきます。
一方、大きなマメや、痛みがある場合には潰した方が良いでしょう。
マメを潰す時は、雑菌が入らないように注意しなければなりません。
以下の手順で処置すれば、雑菌が入って感染症などを引き起こすリスクが軽減されます。
- マメを潰す針を殺菌消毒する
- 消毒した針でマメに小さな穴を開ける
- マメの中の液体を抜く
- 患部を消毒する
- ガーゼや絆創膏で傷口を保護する
「水ぶくれは潰した方が早く治る」は、実は嘘。
どうしても潰さなければならない場合のみ、しっかりと消毒して潰すようにしましょう。
あしゆびを鍛える
軸足の巻き爪を食い止めるためには、あしゆびのトレーニングも欠かせません。
あしゆびが鍛えられると、安定して体が支えられるようになるため、軸足側に偏っていた体のバランスも徐々に直っていきます。
こちらの動画で紹介しているのは、ゴルフボールを使用したあしゆびトレーニングです。
足の裏全体を使って、足の裏にある2つのツボを刺激するトレーニングなのですが、これが意外と難しいのです!
普段いかに足裏を使えていないかを痛感するはずです。
「そんな難しそうなこと、私には無理!」
「そもそも、ゴルフボールなんて家にない!」
と思ったあなたも、安心してください!
YouTubeで検索すると、この他にも色々なあしゆびトレーニング動画が出てきます。
三日坊主では効果が出ないので、無理なく続けられる方法をぜひ探してみてくださいね!
正しい足の使い方を練習する
巻き爪は、体のバランスとも密接に関係しています。
先に説明した通り、軸足に過度な負担がかかって巻き爪の症状が現れるのも事実です。
軸足の巻き爪を食い止めるためには、軸足に負荷がかかりすぎない足の使い方を練習していく必要があります。
その第一歩として、まずは正しい足の使い方を知ることが大切です。
改めて思い返してみると、正しい足の使い方や歩き方って、誰かに教わったことはありませんよね。
成長の過程で自然に歩けるようになり、自分の足の使い方や歩き方に疑問を持つことなんてなかったのではないでしょうか。
しかし、誤った思い込みで、正しくない足の使い方をしている人が多いのです。
残念なことに、足は毎日使いますから、足の使い方や歩き方の癖は、一朝一夕では直りません。
ですから、まずは正しい足の使い方を知って、普段から意識して練習するようにしてみましょう。
正しい爪の切り方を身につける
軸足の巻き爪を悪化させないためには、爪の切り方も非常に重要な要素です。
巻き爪は長めに伸ばすのが良いと信じている人が多いのですが、実はこれは間違い。
巻き爪の場合は、爪の両端をしっかりと切るスクエア・オフの方法で爪を切らなければなりません。
「長く伸ばした爪が当たって痛い…」という方は、スクエアカットではなくスクエア・オフを採用すると、痛みが軽減するかもしれません!
爪は放っておいても伸び続けるもの。
爪の切り方を改善するだけで巻き爪の悪化を防げるのは嬉しいですね。
左足の巻き爪を治すなら大阪巻き爪フットケア専門院へ!
大阪巻き爪フットケア専門院では、巻き爪そのものの治療だけでなく、根本治療に向かってトータルサポートしています。
- あしゆびのトレーニング
- 歩き方の指導
- 正しい爪切り方法のレクチャー
など、二度と巻き爪にならないために必要な知識を惜しみなくお伝えしますので、爪の巻き方に左右差があっても安心です。
左足の巻き爪にお悩みなら、まずは下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください!