数年前、家族と出掛けて丸一日というくらい、かなりの時間をかけて街中を散策してたんですが、家に帰って指先を見てみたら「爪が赤黒く」なっててびっくりしました・・・。
歩いているときに痛みがあったので、靴擦れ起こしたかなって思ったんですけど、よく見てると「爪の内出血」を起こしてて、当時はかなり驚いたのを覚えています。
このときは、とくに大事には至らなかったんですけど、完全に治るまでにかなり時間がかかるし、歩くと痛みもあったので、やっぱり予防するのってとても大切です。
もしも「爪の内出血」を見つけたら
爪の内出血は「爪下血腫(そうかけっしゅ)」とも言われ、爪の下が黒くなるので、見た目にも分かりやすいです。
基本的には自然に治癒していくものなんですが、治っていく過程で爪が剥がれてしまうこともあるので「適切な処置」と「必要に応じた保護」が必要になります。
もしも、爪の内出血が起こってしまったときは、まず以下のような処置をしましょう。
1.爪と爪の周りを消毒
2.絆創膏を貼って保護
3.出血直後なら冷やす
4.なるべく動かさない
そして、爪が剥がれそうなときは、無理に剥がさないで「ガーゼ」や「絆創膏」で保護するようにして、痛みが強かったり、痛みが止まらないようなら医療機関を受診してください。
あとは、新しい爪に生え変わるまで「爪を保護」しながら、剥がれないように注意して観察するようにしましょう。
もしも、不意に爪が剥がれてしまったときも、傷口から「細菌感染」を起こしてしまうかもしれないので、皮膚科か形成外科を受診してください。
靴擦れや爪の内出血が起こる原因
足の爪に内出血が起こる原因は、つま先が圧迫されたり、繰り返し「指先が靴に当たってしまう」からで、履いている靴によってはリスクが高くなります。
とくに、つま先が窮屈になりやすいハイヒールやパンプスとか、サイズが小さめの靴を履いていると、爪が圧迫されて内出血を起こしやすくなるので注意が必要です。
逆に、サイズが大きすぎる靴を履いていても、靴の中で足がずれて歩くたびに指先が当たって、それが繰り返されることでも、爪が内出血してしまいます。
▼爪の内出血を防ぐ方法
- 足のサイズに合った靴を履く
- 靴紐やベルクロをしっかり絞める
- 爪が伸びすぎないように切っておく
- 5本指の靴下や滑り止めがある靴下を履く
そもそも、靴のサイズが合っていないと爪の内出血だけでなく、靴擦れも起こしやすいので、靴のサイズ合わせはとても重要です(後述します)。
あとは、指に力が入りやすい5本指の靴下を履けば、靴の中で足が動くことも減って、つま先が靴に当たりにくくなります。
もちろん、滑り止めがある靴下を履くのもありです。
そもそも靴選びが重要ポイント
先ほども触れましたが、靴擦れしたり、爪が内出血を起こすのは、足のサイズや形が靴と合っていないというのが根本的な原因なので、足に合った靴を選ぶことはとても重要です。
つま先とかかとに「1cm」くらいの余裕があるサイズの靴を選ぶと良くて、さらに靴の中で足が動かないように「靴紐」や「ベルクロ」があるタイプのものを選びましょう。
・つま先とかかとに余裕がある
・靴の横幅サイズにも気をつける
・靴紐やベルクロで安定させる
自分の足にあった靴選びを「原因は?スニーカーを履くと親指の爪が痛くなる【スニーカー選びが大切です】」で解説しているので、よければ参考にしてください。
歩き方にも原因が・・・
爪の内出血や靴擦れが起きてしまうのは、靴のサイズだけではなく「歩き方」とか「走り方」にも原因があって、指先に力が入ってしまうと足先のトラブルを起こしやすくなります。
下記のような歩き方になってませんか!?
・前屈みの姿勢になる
・体重が前がかりになる
・太ももで踏ん張ろうとする
・お尻や裏ももで踏ん張れない
こういう状態で歩いていると、必要以上につま先へ体重がかかるようになって、足の爪などにトラブルを引き起こす原因にもなります。
たとえ靴のサイズが合っていたとしても、歩き方とか姿勢が悪いと「靴擦れ」とか「爪の内出血」だけでなく、外反母趾や巻き爪になる可能性もあるので、十分気をつけましょう。
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