ほとんどの方はまず、巻き爪を自分で治そうと努力します。最初はあまり痛くないし爪も食い込んでいないので「すぐによくなる!」と思って頑張ります。まずはこの方法 それからこのグッズ 爪を短く切って とどんどん自分で治療していきます。
しかしながらなかなか良くならないどころか、悪くなって当院にくる方がほとんどです。巻き爪は自分で予防できるけど治療はできない!と当院の患者さんにはお話ししています。
なぜ自分で治せないのか 理由その1
- いろいろ試しすぎ
- グッズで治るとおもっている
- 初期は巻き爪は痛くないので軽く考えている
- 手術は嫌なので自分で治療をしようと考える
- 爪を弄り倒している
- 爪を短く切りすぎている
- 病院や治療院に行くころにはひどくなっている
- 治療と予防を勘違いしている
- 痛みを我慢しすぎ
みなさん2〜3種類巻き爪のグッズを試している方がほとんどです。
当院の患者さんも何種類も試して、それでも治らないので来院されます。
最初は何年も前に巻き爪になって自分でいろいろ試していたらひどくなって今になってしまったという方が多いです。
みなさん「1度は良くなったけど・・・」お話しになりなすが・・・
(その間も進行していたと考えます。痛みは突然やってくる場合もありますが、爪の形はどんどん進んでいます。)こんな感じで何年も経過してひどくなっていきます。
何度もいいますが、自分で巻き爪は治療はできません!
その時間がもったいないだけです。どんどん酷くなって歩けなくなってしまうかも・・・巻き爪はしっかり治療をしないとどんどん進行していく症状です。少し痛いなっ 巻き爪っぽい と思った時に真っ先に専門家にみてもらいましょう。
これが最短で綺麗に巻き爪を治す秘訣なんです。
当院では、ひどい巻き爪や陥入爪の方も治療に来院されますが、もう少し早く来院されればもっと楽に期間も短く治療できたのにと思う方も中にはいらしゃいます。
でもみなさん本当に良くなられていますので、少し進んでしまった巻き爪の方も安心して来院してください。
なぜ自分で治せないのか 理由その2
- 悪いのは爪だけだと思っている
- 自分の爪を把握していない
- 爪は自分の正面に向いてないので症状が確認しにくい
- 爪の切り方が間違っている
- 爪を切りにくい 切れない 無理に切る 端っこを抜く
- 外反母趾もあるため歩き方がわるい
あなたはあまり気にしてないかもしれませんが、案外自分の爪がどうなっているかわからない方が多いです。見たくても見れないっていうのが正解かもしれません。
当院では、必ず写真でビフォーアフターを確認していただきます。そうするとみなさん「こんなんなってたんや!」「正面から見たことなかった!」とお話しされます。
自分の巻き爪を把握することは大変重要なことです。
足の爪は、正面から自分の目ではっきり認識できないんです。だから思ったより巻き爪だったり、深爪だったりするんです。手の爪を切るより足の爪の方が容易ではありません。
それを自分で巻き爪治療することは尚のこと難しいと患者さんには伝えています。
まとめ
巻き爪はできるだけ早く専門医に診せることが重要です。治療が適切にできた後、もう痛くならないように自分で予防していくことはできます。
予防は治療と同じくらい大切です。
でも自分で巻き爪を治療できると思わないでください。
自分で治療をしていたその時間が巻き爪の症状を悪化させてしまってることがほとんどなんです。
自分の爪がいつからこんな状態か、なぜひどくなったかすこし考えてみていただけませんか?
それから今の巻き爪の状態であれば、どこを受診したらいいのか、これからどう治療していけばいいのかわからなければ、当院でアドバイスさせていただきます。
巻き爪は進行していく症状です。いつまでも今の状態が続いているのなら専門医に相談してみましょう。