雨もよく降って湿気も多い「梅雨」の時期になると、足の裏とか足の指がムズムズかゆくなってきたり、足から嫌なニオイが出てきて、ホント嫌になっちゃいますよね。
しかも、雨で靴が濡れたりすると、中の靴下まで濡れちゃうこともあって、よけいに蒸れたり臭いが出たりして、すごく不快になることも多いですし。
でも、雨が多い時期になると「なぜ足がかゆくなるのか?」って意外と知られてなくて、ちゃんと対応していれば、かゆくもならないし、臭いだって出ないので安心してください。
雨で濡れたり、湿気によって「雑菌が繁殖」してしまうから
結論から言うと、足がかゆくなったり、足から嫌なニオイが出てしまうのは、雨に濡れたり、足が蒸れることで、足についている「雑菌が繁殖」してしまうからです。
厳密に言うなら「足の指の間」とか「足の裏」が高温多湿になると、足の裏や足の指についた雑菌とかカビが増殖してしまい、かゆみや嫌なニオイを出してしまいます。
・足白癬(いわゆる水虫)
・カンジダ(カビ)
・水ぶくれ(汗疱)
・疥癬(ダニ)
これらは、雨がよく降ったり湿気が多い時期に「足のかゆみ」の大きな原因になるもので、雨が多い季節をはじめ、高温多湿になればなるほど「菌の繁殖は活発」になるのが特徴です。
とくに「白癬菌」が足の皮膚に侵入して発症する、いわゆる「水虫」になってしまうと、治るまでに時間がかかりますし、家族にも感染させる恐れがありますから注意しておきましょう。
ちなみに、白癬菌は「温度15℃以上、湿度70%以上」で、その繁殖が活発になります。
サンダルだからといって安心は禁物
高温多湿がダメなら、通気性の良いサンダルだったら大丈夫でしょ、そう思ってしまいがちなんですが、実はサンダルでも足の雑菌って繁殖しやすいんです。
とくに夏場になってくると足にも汗をかきやすいので、通気性の良い履き物でも雑菌が増えやすいから、十分気をつけましょう。
・足に汗をかきやすい
・裸足だから雑菌がつきやすい
ちなみに、サンダルが臭くなる原因と予防策を「サンダルが臭いのはなぜ?いやな臭いを消す方法と不潔の危険性」でも解説しているので、よければ参考にどうぞ。
雨が多い時期こそ「清潔」と「乾燥」は大切
それでは、ここからは「足のかゆみ」とか「足のにおい」を予防する方法について、基本的なことをお伝えしていきます(基本が一番大切)。
まずは、足を清潔にすることと、足を乾燥させること、この2つを心がけましょう。
・足を清潔にして雑菌を無くす
・足を乾燥させて雑菌の繁殖を減らす
家に帰ったら「足を洗って乾かす」こと、これを徹底するだけでも水虫の予防には効果的です。
また、雨が多い時期は「靴や靴下も濡れやすい」ですから、知らず知らずのうちに高温多湿の状態になってしまうので要注意!
・靴の中には乾燥剤を入れる
・靴箱は閉めっぱなしにしない
・毎日のように同じ靴を履かない
こういったことを日頃から心がけておけば「靴の中の湿気」を、ある程度は取ることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
また、夏になるとよく履くクロックスも、じつは「汚れやすい履き物の1つ」なので、面倒くさがらずマメに洗うようにしましょう。
こちらの「クロックスが臭いのは危険信号!洗い方はカンタンだから清潔にすべし」で、洗い方をお伝えしてるので、よければ参考にしてみてくださいね!
爪水虫になると厄介なことに
最初の方でお伝えしたように、水虫に1度なってしまうと「なかなか完治できない」ので、日頃から注意しておくといいです。
しかも、万が一「爪水虫(爪白癬)」になってしまうと、非常に厄介なことになります。
・完治までに相当時間がかかる(年単位)
・爪白癬が原因で「巻き爪」になる
結果として、連鎖的にいろいろなトラブルを引き起こしやすくなるので、やっぱり水虫になるのは避けたいところです。
爪水虫の原因と予防について「巻き爪だと思ってたら爪水虫だった!日頃から足の爪はケアしましょう」で解説しているので、こちらも参考にしてください。
爪が変形している?変色している?
もしも、いま「爪が変形している」とか「爪が変色している」ようであれば、早めに対処しておくといいです。
放置しておくと「巻き爪」になったり「外反母趾」になったりして、痛みによって日常生活に支障をきたすようになるかもしれません。
・痛くて歩けなくなる
・痛くて靴が履けなくなる
こういったケースはよくあることなので、早めの対処が何よりも大切です。
なお、当治療院では「LINE無料相談」も受け付けていますので、遠慮なくご連絡ください。