ランニングをしていて「お皿」の辺りが痛くなったらどうすればいい!?

 

 

ランニングやジョギング中に、膝の「お皿」が痛くなることがあります。もしも走っているときに痛みが出たら、すぐに走るのを中止しましょう

 

痛みが出たときは「安静」と「アイシング」が基本です。

 

痛みが落ち着いたら、再発予防のために「セルフケア」をしていきます

 

 

それではまず、お皿の周囲が痛くなる原因をお伝えしながら、自分でできるケアの運動を紹介していきますね!

 

 

膝(お皿)の周辺が痛くなる原因

 

 

お皿の上や、お皿の下の痛みは「膝蓋靭帯炎」と診断されるケースがほとんどです。

 

別名「ジャンパー膝」とも呼ばれ、バレーボール、バスケットボール、サッカー、陸上競技などで、多く見られる症状です。

 

膝を酷使することで起こる「スポーツ障害」の1つです

 

 

▼お皿の周囲が痛くなる原因になる動作

  • ジャンプ動作
  • キック動作
  • 走る動作

 

 

 

 

 

ジャンプやダッシュなどで「膝の屈伸(曲げ伸ばし)」を繰り返したり、長時間続けていると、膝蓋腱に負担がかかって炎症を起こしてしまいます。

 

太腿の前側にある筋肉「大腿四頭筋」の柔軟性が低下すると、膝蓋腱(膝の前側)への負担が増えていくので、注意が必要です。

 

 

 

 

他にも、膝で踏ん張ったとき、着地したときに、膝が内側へ入る(Knee-in)と、膝蓋腱へねじれの負担がかかるので、痛みが出るようになります。

 

膝が内側へ入ってしまう主な原因は、股関節の「柔軟性・筋力」の低下が原因です

 

 

膝(お皿)の奥が痛くなる原因

 

 

あまり知られていないんですが、お皿の奥が痛むケースもあって、多くが「膝蓋下脂肪体炎」と診断されます。

 

膝蓋下脂肪体とは、膝蓋腱の奥にあって「膝のクッション」という役割をもっています

 

膝への繰り返される衝撃によって、この部分へ炎症が起こります。

 

 

 

 

ランニング中に、かかとへ衝撃が加わる瞬間が「かかとを着くとき」です。

 

・足首が硬い

・お尻の筋力が弱い

・お腹の筋力が弱い

 

こういったことでも、膝への衝撃がより強くなってしまいます。

 

また、足を大きく出して走ろうとすると、かかとや膝への衝撃が強くなるので、大股で走ることは避けるといいですね

 

 

膝蓋靭帯炎、膝蓋下脂肪体炎を予防するには

 

膝の前面に対する衝撃を、あらかじめ予防することがポイントです。

 

 

▼予防のためにやってみよう

  • 太もも前面のストレッチ
  • 太もも内側ののストレッチ
  • お尻周りの筋力アップ

 

 

この3つは「最低限やっておきたい」予防のための運動です。

 

 

太もも前面(大腿四頭筋)のストレッチ

 

壁などに手をついてバランスを保ちながら行います。

 

・足の甲をもつ

・足を引き上げる

・腰が反らないようにお腹をしめる

・太ももの前側の伸びを感じる

 

 

太もも内側(内転筋)のストレッチ

 

・腰を落として足を開く

・つま先は45度くらいに開く

・腰が反りすぎないようにお腹をしめる

・手で押しながら足を開いていく(内ももに伸びを感じながら)

 

 

お尻の横側の筋トレ

 

・真横になって寝転がる

・つま先が上を向かないように足を挙げる

・お尻の横に力を感じながら動かす

・腰が反らないようにお腹もしめる

 

 

お尻の後ろの筋トレ

 

・あお向けに寝て膝を立てる

・お尻をしめながら持ち上げる

・腰が反らないようにお腹をしめる

 

 

膝の痛みは「膝が原因」にあらず!?

 

ランニング中に起こる膝の痛みは、色々な原因が重なって起こるケースが多いです。

 

・股関節や足首の柔軟性

・股関節や体幹の筋力低下

・太ものの筋肉が硬い

・扁平足

・生活習慣

・フォームのくせ etc

 

自分では気付かないポイントもあるので、困ったときはぜひ専門家に相談してみるといいですよ。

 

 

痛みが出て生活に支障が出る前に、お気軽にご相談くださいね!