コロナによる自粛や、テレワークの増加によって、運動不足になっている人はかなり多いです。
しかも、コロナ太りを気にしたり、極度の運動不足を解消するために、急に運動を始める人たちもいます。
そこで、最近よく見かけるトラブルが「急に運動して筋肉痛になった」というもの。
ということで今回は、急な運動で筋肉痛になったときの「対処方法」を、いくつか紹介していきます。
急に筋肉痛になったときの対処法
日頃から運動らしい運動はしていなくて、急に体を動かしたから「筋肉痛」になってしまったときの対処法を、4つ順番にお伝えします。
▼急な運動で筋肉痛になったら
- ①マッサージ
- ②お風呂に入る
- ③ストレッチ
- ④翌日は「軽く」運動
この4つを順番にやっておくだけで「普段よりも早く」筋肉痛が回復します。
さらに言うなら、運動後にこういうケアをしておけば、筋肉痛になりにくくなるでしょう。
マッサージ
運動をした後には、必ずマッサージをして「筋肉をクールダウン」しておくといいです。
皮膚をさするような弱い力だと、残念ながら筋肉はほぐれませんので、皮膚の奥にある筋肉を意識して、しっかりとマッサージしましょう。
・手のひら
・テニスボール
・ストレッチポール
こういった部分やモノを使って、しっかりマッサージすることが大切です。
ただし「指先で筋肉を押してはいけません!」
これをやると、筋肉が固まってしまい、かえって痛みが強くなってしまいます。
お風呂に入る
一通りマッサージをやり終わったら、お風呂やシャワーで体を温め、血行を良くして筋肉の回復力を高めましょう。
筋肉痛の原因は「筋線維の微細な断裂」なので、修復するためには酸素が必要になります。
ですから、酸素を運んでいる血液を、どんどん筋肉に流してあげることが大切です。
・手の指や手首の運動
・足の指や足首の運動
こういったことは、末端の血液を心臓に戻す手助けにもなりますから、お風呂の中でもしっかり動かしておきましょう。
ストレッチ
マッサージをしてお風呂に入ると、だいぶ筋肉もほぐれている状態なので、仕上げにストレッチをしておくといいです。
ストレッチといっても、思いっきり伸ばすのではなく「気持ちいい」と感じるくらいの強さで、軽くゆっくり伸ばしましょう。
・息を吐きながら伸ばす
・10~15秒かけて伸ばす
この2つのポイントを意識して、無理のない範囲でストレッチをしてください。
痛みが出るくらい無理に伸ばしてしまうと、逆に筋肉が硬くなってしまうので注意しましょう。
翌日は「軽く」運動
運動をした後、しっかりケアをしたら「食事」と「睡眠」を十分にとって、疲労回復に努めてください。
翌日になって、多少「筋肉痛」が残っていても、軽く運動するといいです。
一晩寝ると筋肉もこわばるので、それをほぐすような感覚で、ゆっくり軽い運動をしておきましょう。
運動で基礎代謝を上げ「太りにくい」状態にする
運動して筋肉を使うことで、基礎代謝が高まり、いわゆる「太りにくい」体質になっていきます。
基礎代謝を高めたり、維持していくには、適度な運動を続けていかなければなりません。
かといって、張り切って急に運動を始めると、かえって体に負担がかかり過ぎるので、運動量には気をつけましょう。
・歩く習慣がないなら「ウォーキング」から
・筋トレをやってないなら「自重トレーニング」から
こんな感じで、徐々に体を慣らしていくと、怪我の予防にもなりますよ!
休んでも痛みが引かないなら治療が必要
1~2日休んでも、痛みが変わらなかったり、痛みが強くなるようだったら、運動は一旦中止しましょう。
あまりに痛みがひどいようであれば、医療機関を受診してください。
急な運動は「腰痛」や「膝痛」など、治りにくい痛みを引き起こしやすいので、自分の筋力や体力と相談しながら、適度な運動を心掛けるといいですね。