ウォーキングって、意外にも「カロリー消費が少ない」ことは、よく知られるようになりました。ウォーキングだけでは痩せられないという情報も、あながち嘘ではありません。
たとえば、体重50kgの人が30分ウォーキングをしたときの消費カロリーは、おおよそ「100~180kcal」です。これは、茶碗1杯分のカロリーと同じくらい。
そこで今回は、ウォーキングでカロリー消費を増やす方法を、5つ紹介していきます。
ウォーキングでカロリー消費を増やす方法(5つ)
ウォーキングをしながら「少しでもカロリー消費を増やす」ために、5つの方法をお伝えします。いま出来るものから、取り入れてみてください。
▼カロリー消費を増やす方法
- 時間を延ばす
- スピードを上げる
- 坂道・階段を使う
- モノを持つ
- 水中ウォーキング
それではこの5つの方法について、もう少し詳しく解説していきます。
時間を延ばす
冒頭でも触れましたが「体重50kg」の人が「30分」ウォーキングすると、その消費カロリーは「100~180kcal」です。
単純に計算すれば、ウォーキングを「1時間」にするだけで、消費カロリーは倍になります。ということで、ウォーキングする距離を徐々に伸ばしてみましょう。
ウォーキングする距離や時間が延びると、以下のような効果も併せて得られます。
・体力がアップする
・持久力がアップする
ただし、急激に距離や時間を延ばすと、筋肉痛になったり疲労感が強くなるので、少しずつ時間を長くしていくといいですよ。
スピードを上げる
ウォーキングの距離を延ばすだけでなく、スピードを速くすることでもカロリー消費を増やすことができ、時速8キロというかなり速いペースで歩くと「200~350kcal」を消費します。
普通のウォーキングに比べると、倍近くカロリーを消費できるので、体力がついてきたらチャレンジしてみるのもありです。
時速8キロというと、ジョギングの一歩手前くらいのスピードになるので、しっかり準備運動をしてからウォーキングするようにしましょう。
坂道・階段を使う
ウォーキングするコースに「坂道」とか「階段」を入れることも、カロリー消費を増やすための手助けになります。ときどき、コースを変えて歩くのもいいですね。
坂道や階段を登っているときは、普通のウォーキングに比べて「1.5倍」のカロリーを消費します。
ウォーキングの途中に、こういった登り坂や階段を入れると、下半身とか体幹の筋肉を刺激することにもなるので、おすすめです。
・膝痛
・腰痛
これらの症状があるときは、膝や腰に負担のかかる登り坂や階段は、やらないでください。
モノを持つ
水分の入ったペットボトルを持ったり、足首に重りをつけてウォーキングするのも、カロリー消費を増やすことに役立ちます。
「ウォーキングの注意点をズバリ解説!ダイエットに大切なのはアレの使い方♪」でも解説していますが、背中やお尻、太ももといった大きな筋肉を使って歩けば、カロリー消費を多くすることができるんですよ。
水中ウォーキング
プールでウォーキングする、いわゆる「水中ウォーキング」もカロリー消費を増やす手段の1つです。体力に自信がついてきたら挑戦してみましょう。
・膝に負担がかからない
・水の抵抗で筋力がつく
水中でのウォーキングには上記のメリットもあるので、ジムの温水プールを利用してウォーキングするのもありですね。
ただし、水中ウォーキングは心臓への負荷も大きくなるので、循環器系に持病がある場合は医師に相談してください。
ウォーキングの目的はカロリー消費だけではない
ウォーキングをするとカロリー消費ができるだけでなく、他にも色々なメリットや効果を得られます。
・血圧を下げて安定させる
・リフレッシュ効果がある
・免疫力が高くなる
・体力がアップする
・骨が強くなる
代表的なもだけでも、ウォーキングにはこのようなメリットがあります。こういったことも含めて、ウォーキングは健康のためにも取り入れたい運動の1つですね。
また、これらウォーキングのメリットの詳細や注意点を「プロが伝える!ウォーキングのメリットと2つの注意点」で解説しているので、よければ参考にしてください。
今回紹介したような方法を取り入れながら、ウォーキングを継続することが何より大切です。準備運動をしっかりして、ウォーキングに励んでみましょう!