寒くなるとブーツを履きたくなっちゃうんだけど・・・
「巻き爪」とか「陥入爪」みたいに、足の爪にトラブルがあるとき、ブーツって履いていいんですか?
先生、教えてくださーい!
「巻き爪」や「陥入爪」のとき、ブーツは控えましょう
基本的に、足の爪にトラブルを抱えているときは、ブーツを控えましょう!
なぜかというと、ブーツを履いたときの「リスク」があるからです。
▼ブーツを履くリスク
- 通気性が悪い(感染しやすい)
- つま先へ負担がかかる(ブーツの中で滑る)
1つ目は「感染」に対するリスクです。
巻き爪や陥入爪がひどくなると、皮膚に傷がついて感染症になることがあります。
ブーツは通気性がとても悪いので、ブーツの中で細菌が繁殖しやすく、感染症になりやすかったり、感染症が悪化したりするリスクが高くなります。
2つ目は「つま先」にかかる負担が増えることです。
ブーツは足首がゆるいので、ブーツの中で足が滑りやすくなります。
女性が履くブーツというのは、少なからず踵に高さがあるものが多いので、自然とつま先に体重がかかりやすくなります。
つま先に体重がかかりやすいので、巻き爪や陥入爪をさらに悪化させる恐れがあります。
以上の2つのことからも、足の爪に何らかのトラブルを抱えているときは、極力ブーツを履かないほうがいいですよ!
それでも、履かなきゃいけないときって、ありますよね?
「巻き爪」や「陥入爪」でも、ブーツを履きたいときの対策
爪にトラブルを抱えていても、どうしてもブーツを履かなきゃいけないときって、どうすればいいのか?
そういうときにできる対策を、いくつか挙げてみますね。
▼ブーツを履くときの対策
- 短時間にする(できれば履かない)
- 踵の低いものにする
- 足の甲にフィットするもの
- インソールを使う
- 小まめに洗う
- 除菌する
- 陰干しする
足の爪にトラブルを抱えているとき、極力ブーツを履かないほうがいいんですが、どうしてもというときは、短時間にしておきましょう。
「踵が低くて、足の甲にフィットする」こういうブーツを選んで履くようにするといいです。
そのとき、インソールを入れたり、滑り止めを入れたりして、足が前滑りすることを防ぎましょう!
そもそも、ブーツは通気性が悪いものが多いので、蒸れやすいですし、とても雑菌が繁殖しやすいです。とくに、ブーツの中は清潔を保つようにしましょう!
洗えるタイプのブーツであれば、ブーツを洗って陰干ししておくといいです。もちろん、除菌スプレーなどで、除菌しておくことも重要です。
ブーツを履くときは、絆創膏などで爪を保護しておくことも大切です。
「爪の切り方」「歩き方」には日頃から注意しましょう!
爪は長すぎても、短すぎても、その機能を十分に果たせなくなってしまいます。
爪の切り過ぎは「陥入爪(皮膚に爪が食い込む)」になりやすいですから、気をつけましょう。
巻き爪になってしまっているときは、無理に爪を切ると「爪が割れる」こともあるので、早めに専門家へ相談するといいです。
そもそも、足の指の爪にトラブルが起きているのは、つま先へ体重がかかり過ぎているのが原因の1つでもあります。
立っているとき、歩いているときなど、普段の生活から「体重のかけ方」を意識するといいですよ。
とくに女性は「踵の高い」ものを履くことが多いので、歩くときは気をつけましょう。
歩くときのポイントは『内くるぶしを忘れるな!ハイヒールを履いて「長時間」歩くコツがあった』で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
足の爪にトラブルを抱えていたら、迷わず専門に相談してください。
感染症などに発展すると、仕事や日常生活にも大きな支障が出ますので、早めにご相談を!